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学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在

私が原作を読んだきっかけは、これまでの人生に最も影響を与えてくれた先生の名前が大島先生だからです!!

みかづきの先生像とは真逆と言ってもいいですが・・・笑

 

それでもこの物語とめぐり合わせてくれた先生には感謝しかありません。

さすがです!!!!っと話がずれましたが・・・

 

この本をひとりでも多くの人に読んでほしいと思ったので感想を書きました。

じっくり見ていってください。

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『みかづき』感想~あらすじ&ネタバレ

まずこの本は各章によって視点・時代が変わります。

大島五郎→赤坂千明(大島千明)→上田一郎と続いていきます。

第1章の瞳の法則から第4章の星々が沈む時間までは大島五郎視点、

第5章の津田沼戦争から第7章の赤坂の血を継ぐ女たちまでが赤坂千明(大島千明)視点、

最終章の第8章が上田一郎視点で描かれています。

相関図

© SHUEISHA

 

あらすじ&ネタバレ

[timeline][tl label='第1章' title='瞳の法則']
  • 用務員として働く吾郎を千明が塾講師として誘う。
  • 誘い文句は「学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです。太陽の光を十分に吸収できない子どもたちを、暗がりの中で静かに照らす月。今はまだ儚げな三日月にすぎないけれど、かならず、満ちていきますわ。」
  • ひれふす女と、かたまる男の物語が始まりを告げる。
[/tl][tl label='第2章' title='月光と暗雲']
  • 昭和39年2月吾郎が千明とともに八千代塾を開塾して2年。
  • 吾郎は千明と結婚しており、千明はお腹に子供を宿している。
  • 塾は順調に成長し事業拡大を図る千明に反発するも熱い思いを伝えられ承諾する。
  • 千明は塾教師として表舞台から姿をけし吾郎に夢を託すことにする。
[/tl][tl label='第3章' title='青い嵐']
  • 次女である欄と三女である菜々美が登場。
  • 公教育に不信感を持つ母千明と塾長である父吾郎を持つ蕗子が先生を目指す。
  • 昭和46年に塾がマスコミに取り上げられるようになり、世間からも認められるような存在になる。
[/tl][tl label='第4章' title='星々が沈む時間']
  • 昭和54年通塾率が20%にもなり塾の地位が確立された。
  • 吾郎がスホムリンスキーを追いかけてを出版する。この本がきっかけで千明との関係が壊れる。
  • 家族のよりどころでもあった頼子が息を引きとってしまう。
  • 進学塾に舵をきりたい千明と補習塾にこだわりたい五郎が対立し、吾郎は塾と家庭をさることを決意する。
[/tl][tl label='第5章' title='津田沼戦争']
  • 千明が塾長となり4年が経過した昭和59年。
  • 蕗子は、お母さんがお父さんにしたこと、私は絶対に許さないと言う言葉を残し消息をたつ
  • 三女菜々美から第三の道である私学経営を提示される。
[/tl][tl label='第6章' title='最後の夢']
  • 平成4年蕗子の元を訪ね、私学教育に協力を仰ぐも失敗
  • 最後の夢であった私学経営を断念
  • 千明は塾の用務室で無料の補修授業として再び教師として復活
[/tl][tl label='第7章' title='赤坂の血を継ぐ女たち']
  • 平成11年還暦を迎えた千明は塾長の座を退くことを決意する。
  • 吾郎との再会、復縁?→吾郎を塾長に再任させる。
  • 菜々美が赤ちゃんさくらを連れて帰ってくる(父親とは籍を入れていない)
[/tl][tl label='第8章' title='新月']
  • 一郎が子ども向けの無料学習支援会であるクレセントを設立。
  • 吾郎がクレセントを新しい月と表現
  • 吾郎がみかづきを出版
[/tl][/timeline]

大まかな流れを振り返ったところで感想を見ていきましょう~

家族と教育の形に正解は無い

家族と教育の2つの柱で描かれた作品です。

教育者でもなんでもない私には家族7:教育3の割合で重きを置いている作品だと感じました。

 

この本の特徴は3世代に渡る教育観を示すことで時代の変化に合わせて世間や教育が如何に変化し何が求められてきたのかをハッキリと主張している所です。

そしてその教育観を3世代に渡って表現することで思想は受け継がれていくということを表現しているのではないでしょうか?

 

人は人から影響を受けて人に影響を与える生き物であることを改めて感じました。

蕗子のセリフでは

「お父さん。お勉強や、いろいろなことを教わるっていうのは、脳を受け継ぐってことでしょう?」

「お母さんは国民学校で軍国主義を習ってきてそんな教えは信じなかったというけど、兵隊さんみたいになったのはその教育のせいなんじゃないの?」

自分でも気がつかない内に何らかの影響を与えられているのです。

 

学校教育がゆとりだろうがなかろうが学校には集団行動に身を置く意味があると感じました。

私としては微分積分なんて生きてく上で必要ないから学ばなくていいとは思いませんが、『教育』はそこでとどまってはいけないとは思っています。

子どもの時から人生の楽しさや苦しさを教えていかなくてはならない。

『生きることの意味』をもっと真剣に教えるべきだと思います。

 

ただ同じように伝えても、人それぞれ受け取り方は違う。

つまり”本当の教育”は存在しないと思う。

それでもその”本当の教育”を見つけるために試行錯誤しなければならない。

この本の登場人物たちのように悩みながら試行錯誤を続けて、将来の世代に次の扉を叩くカギを渡していかなければならないと感じました。

 

それは教育だけでなく家族でも同じです。

正解の家族像なんてこの世には存在しないし、貧乏だから恵まれていないとも思わない。

 

正解を知っているのは20年後の私たちかもしれないし、死んだ後で分かるのかもしれない。

それでも正解を求めていかなくてはならない。

家族と言うのは本当に難しいと思う。自分本位になってはいけないし、家族本位でありすぎるのも良くない。

 

でも上手く立ち回ることが正解だとは決して思いません。

家族だから苛立つし許せるってことは往々にして存在するものだと思うし、家族は本当の自分を出せるよりどころであってほしいと願っています。

 

家族の問題の中でも、きってはきり離せないのが教育の問題です。

大島家はたまたま教育の道に携わる人が多かったに過ぎず、どんな家庭でも悩むことになるでしょう。

 

私はやはり人間は環境から作られる部分も大きいと考えているので家庭の中で正しい教育を与えることは最重要課題だと思います。

私が言う教育は勉強も含まれますがやはり生きる意味を授けることではないでしょうか?

 

その答えは家庭によって様々違うと思いますし、正解かは分かりません。

しかし教える側である教師がそうであるように、親も日々学び成長していかなくてはいけないのではないでしょうか?

親である皆さんや将来親になるであろう皆さんにはこの本を読んで、もう一度教育について考えてみてほしいです。

その試行錯誤が子供や家庭に跳ね返るのではないでしょうか?

タイトルの『みかづき』に込められた思いとは?

教育・家族という正解のないものに、自問自答し必死に抗った登場人部の人間味があふれているこの作品が好きです。

この完璧な答えのない教育・家族を月に例えてみかづきと表現しているのだと思います。

完璧な答えである満月を目指して闘う登場人物を上手く表現していますよね。

 

私は教育・家族に当てはまる言葉として『学び』という言葉が一番ピンときます。

 

人は学び続けることで成長し、満月へと近づけてくれるのではないでしょうか?

この『学び』には”勉強”も含まれるし”経験”も含まれると考えています。

 

登場人物の千明のようにひたすら進み続ける学びもあれば、吾郎のようにゆっくりと立ち止まりながら進み続ける学びもある。

さらには菜々美や一郎のように一歩下がる学びもある。

 

私はこの『学び』は全て人を成長させ、満月に近づけてくれるものだと感じました。

 

簡単な言葉になってしまいますが、登場人物のように毎日を一生懸命生きることそのものが正解なのではないかと思いました。

『みかづき』ついにNHKでドラマ化決定

2017年本屋大賞第2位である『みかづき』が遂にNHKドラマに待望の登場です!

2019年1月から毎週土曜日に全5回にて放送します。

高橋一生さんと永作博美さんのW主演も納得の一言です。

特に高橋一生さんにはあの大島五郎の優しい表情を余すところなく再現して頂きたいです!!

 

長編故にドラマでは表現できない部分があると思いますが、気になりますよね~

キャスト一覧はコチラ

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『みかづき』感想 まとめ

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

この本を読んで一歩踏み出す勇気をもらう人が多いと思います。

もし今壮大な野望がなかったり、まだ一歩が踏み出せずに立ち止まっている人も大丈夫です。

 

その場その一瞬を一生懸命生き抜いてやりましょう。

登場人物のように抗ってやりましょう!!

 

何かを成し遂げられなかったとしても、あなたの思いは必ず誰かに届いています。

将来子どもに『生きる意味』を伝えてあげられればと思う岸 快晴でした。

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