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2020年冬、話題沸騰のドラマ『テセウスの船』。

原作を読みましたが秀逸で文句なしにおもしろい!!

 

大量毒殺事件を犯した父親...

誰が父親に罪を擦り付けた真犯人なのか?

息子である主人公・心がタイムスリップして真相を明らかにするというミステリーです。

 

2話では原作とは違い明音ちゃんは死なないという展開になりました。

そこで原作漫画の結末をネタバレありで紹介するとともに、ドラマ版の最終回がどうなるか予想しました。

 

『テセウスの船』原作基本情報

『テセウスの船』の原作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉による漫画です。

10巻で完結した至極のタイムリープもの。

父親が連続殺人をしたことで死刑になり、隠れるように暮らす加害者遺族の心が主人公です。

ひょんなことから事件前にタイムスリップし、あの日の事件を探ることに...

 

タイムリープもので、よく『ぼくだけがいない街』と比較される今作。タイムリープ×ミステリーが好きな人は必見です。

 

ポイント
  • 父親に連続殺人犯の罪を擦り付けたのは誰なのか?
  • 過去を変え明るい家族を取り戻すことができるのか?

 

タイトル『テセウスの船』の意味とは?

「テセウスの船」とは有名なパラドックスの一つです。

クレタ島から帰還した英雄・テセウスの船を後世に残すため修復作業が行われた。古くなって朽ちた部品を徐々に新しい部品に交換していくうちに当初の部品は全てなくなった。ここで矛盾(パラドックス)が生じる...この船は最初の船と同じといえるのか?

これが人間にも当てはまるのか?といった問いがこの物語の根幹にあります。

その人を形作る、経験、記憶、過去...それらが入れ替わったとしたら...

物語の最後までぼやけて見えない「テセウスの船」の意味ですが、最終回でもう一度このパラドックスを思い出すと不思議な感覚に襲われると思います。

 

『テセウスの船』原作あらすじネタバレ

 

注意

ここからは原作の内容を含んでいます。結末に触れていますのでご注意ください

 

妻・由紀の死

主人公・心は父親・佐野文吾が殺人犯として逮捕され、隠れるように生きていた。世間の関心は徐々に薄れていったが、週刊誌では時々取り上げられ決して忘れ去られることはない。

そんな中、心は妻・由紀の妊娠で小さな幸せを掴みつつあった...

音臼小連続毒殺事件
北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。
お泊り会の夕食後出されたオレンジジュースに青酸カリが混入しており、佐野文吾宅で青酸カリが発見されたことが捜査の決め手となった。

 

だが由紀は子供の未来(みく)を産むとそのままこの世を去ってしまう。

心は由紀が自分の父の事件を調べていたことを思い出す。「音臼村では連続毒殺事件の前にも不可解な事件や事故が何件も起きていた」と由紀は言っていた。それをノートにまとめていたのだ。

そのノートを片手に音臼小の毒殺事件を自分なりに調査することした。

 

主人公・心がタイムスリップ

音臼小跡地についた心。深い霧に囲まれあたりが真っ白に...

 

霧が晴れると心がいたのは音臼小連続毒殺事件が起きる前の音臼村だった!

 

心は人を探すため村に行くと雪の中に埋まっている少女を発見。そのまま救出した。

その時、妻の由紀が書いていたノートの記述を思い出した。

1989年1月7日音臼小学校の佐野鈴ちゃんが自宅の除雪中に転落..第一発見者長谷川翼

その少女はなんと自分の姉である鈴だったのだ。

病院に連れていくとそこで殺人犯であり、自分たちの家族をめちゃくちゃにした佐野文吾と出会う。

これから大量殺人を犯す人間には見えない佐野文吾。本当にこの男が連続毒殺事件を起こしたのか?

 

過去を変えようと試みる

心はノートに書かれている事件を追えば父である佐野文吾の犯行を止められるのではないかと考える。

1989年1月7日夜。音臼村三島医院の次女・三島千夏ちゃんがパラコート中毒で死亡。除草剤のパラコートを誤って飲み...

たまたま三島千夏と出会った心は倉庫にあるパラコートを持ちだし捨てた。これで三島千夏は誤飲せずに救われるはずだった...

だが、三島千夏は死んでしまう。死因はパラコート。パラコートは処分したはずなのになぜ三島千夏は死んでしまったんだ?

心はノートに書いてある事件や事故に先回りし過去を変えることを決意。連続毒殺事件を止められるのか?

 

ノートの内容の一部

1月12日 木村さつきの父親、木村敏行が車の運転中に事故にあう
2月5日 村の住人、田中義男(90)が自宅で死亡。田中は心臓に持病があり、一人暮らし。死因は心臓発作であった。発見したのは近所に住む少年
2月12日 村の佐々木家の飼い犬が死んでいるのを佐々木紀子が発見。犬の死因は不明。
3月12日 音臼小に通う三島明音が行方不明になる。
4月6日 佐々木紀子が自殺。死因は青酸カリ

 

書き変わった過去

ノートの記述の田中義男の死を阻止するためつきっきりで見張る心と文吾。

そんな中、鈴と三島明音が行方不明になってしまった。

三島明音が行方不明になるのはまだまだ先のはず。それに姉の鈴まで行方不明に...

過去は変わっている!

 

明音と鈴を必死で探す心は新聞配達員の長谷川翼を見かけます。どうも様子がおかしい。翼は学校の子供たちになつかれており時折飴を上げていた。

翼の自宅に行くと婚約者の佐々木紀子が出るが無言でドアを閉められてしまう。

6日 佐々木紀子が自殺。死因は青酸カリ

佐々木紀子がパートで働いている工場では青酸カリを扱っていた。連続毒殺事件も青酸カリが使われていた。つまり犯人は佐々木紀子と繋がっていた人物...

そんな中、雪の上で死んでいた明音と翼が発見される。

ドラマ版はこうなった

小屋の中で監禁された明音が発見され、まだ息をしていた。翼は青酸カリ中毒で死亡したところを見つかった

 

現代に戻るとそこは知らない世界だった

明音と長谷川翼の死因は青酸カリ中毒だった。明音の体からは翼の体液が検出され、乱暴されたことが判明。

真相が全くわからないまま心は深い霧に包まれ現代に戻ってしまう。

現代に帰ってきた

 

過去が変われば現在も変わる。そこにあったのは変わり果てた現在でした。変わらず連続毒殺事件は起こり、佐野文吾は死刑囚に。母・和子は一家心中を図り長男と共に死亡。

自宅に戻ると妻・由紀や子供・未来の痕跡もない。

心は過去を変えたがその結果大切な家族を失うことになってしまった...

 

心は唯一の家族の生き残りの姉・鈴を訪ねることにした。

鈴は妊娠しており父親は「木村みきお」という車椅子の男だという。リハビリの姿をみて同情心から交際をスタートさせたようだ。

 

木村みきお
「木村みきお」は旧姓「加藤みきお」で毒殺事件の被害者。毒物の影響で車椅子生活を余儀なくされてしまった。
教師だった木村さつき先生に引き取られ名前が変わった。
6巻で「欲しいものを手に入れて、手に入れたけど実際によく見たらそれがちょっと違った。変わらないものが欲しかった。」と発言

 

変わり果てた木村さつき先生

毒殺事件前は凛としていたさつき先生だが、現在のさつき先生はどこかおかしい。

そんな中、過去が変わり自殺せずに生存していた佐々木紀子が証言すると言い出す。佐々木は重い病気で余命1年と診断され真実を話すことにしたのだ。

佐々木紀子は自分が長谷川翼に青酸カリを盗んでくるよう指示されたこと、そして金丸刑事が殺されるのを見たことと証言する。

 

証言を辞めさせようとするさつき先生は、佐々木を包丁でグサリっ...

自分で自分のお腹を指し、息子の嫁である鈴に刺されたと警察に通報した。

 

5話時点でのドラマポイント

  • 原作ではさつき先生は佐々木紀子を包丁で刺すが、ドラマ版では芋ようかんを使って毒殺した
  • 佐々木紀子は真犯人に思い当たる人物がいたが証言しないままこの世を去った
  • さつき先生は佐々木紀子に証言されたら困るよう

*ここから放送ドラマより先の内容です

 

再び過去へ...次は過去を変えることができるのか?

遂に対峙した木村みきお(旧姓・加藤みきお)と心。

全ての黒幕は木村みきおだったのだ。

 

木村みきお(旧姓・加藤みきお)は心にタイムスリップの方法を聞こうとする。教えない心にしびれを切らし斬りかかるが...

辺りはまた濃い霧に囲まれてしまった。

 

これは...まさか

心は毒殺事件の4日前の音臼村に再びタイムスリップしました。

加藤の自宅へ向かう心。だが加藤みきおは加藤信也と名乗る男に引き取られていた

 

加藤みきおの目的と狂気

毒殺事件の被害にあわないために母と兄・慎吾と姉・鈴を別の場所に避難させていたが、道中で何者かに襲われたことが判明する。

その騒動で毒殺事件の現場であるお泊り会は中止。

子供の加藤を閉じ込め、母と鈴を探そうとする心は何者かによって頭を殴られ気絶してしまう。

 

目を覚ますとそこにいたのは大人の加藤。心と一緒にタイムスリップしていたのだ。

「僕は純粋な最初の鈴が欲しかったんですよ」

 

加藤は自分の目的を語りだした。

加藤は優しくしてくれた鈴が好きだった。だから鈴が理想の父親だと言った佐野文吾を毒殺事件の犯人にしたのだ。

だが、そういった経験から鈴は変わり果ててしまった...過去の鈴を取り戻すため加藤自身も自分の計画を変更したのだ。

 

加藤の筋書き
加藤信也(大人の加藤)が鈴を体育館倉庫に監禁

それを加藤みきお(子供の加藤)が救出しヒーローに

事情を知っている心と佐野文吾を殺害

加藤信也はすべての罪を被り死亡(大人の加藤)

鈴と加藤は結ばれる

後ろから佐野文吾を狙う加藤(大人の加藤)。ナイフを突き刺そうとするが...

心が体を使って守り、加藤を制止。

加藤のナイフは心に突き刺さり心は命を落としてしまう。

 

『テセウスの船』原作解説

2度タイムスリップするというかなり複雑な漫画です。

A 本来の世界線

1度目のタイムスリップ

B 母親と長男が一家心中した世界線

2度目のタイムスリップ

C 最終的な世界線

疑問点などを考察&解説していきます。

 

加藤みきおの目的はなんだった?
鈴を自分のものにすること

奇妙な事件や事故が連続して起こっていたのは全て加藤みきおの歪んだ欲望のせいでした。

鈴を自分のものにするため、理想の父親だと話す佐野文吾を連続毒殺事件の犯人に仕立て上げるなんてサイコパスそのもの。

音臼小で連続毒殺事件を起こさなかったのはその影響で鈴が変わってしまったから。子供のころの鈴を手に入れるため毒殺事件を起こすのを辞め、自作自演の監禁事件を起こしました。

 

タイトル『テセウスの船』の意味とは?
「現在の心が死んだ心と同じ人だと言えるのか」という作者からの問い

父親が無実の罪で死刑囚にされた主人公・心。教師になるのが夢ながらも自分の境遇が原因で夢を諦めざる得ませんでした。

そんな心が奮闘し、過去を書き換え父親が事件に巻き込まれない世界を作り出します。

その過程で心は死亡。自分の死をもってして新たな歴史を紡いだのです。

そのおかげで現在を生きる心は逃げるように生きる必要もなくなり健全に育ちます。

「テセウスの船」は呪われた過去を持たない心と過去を変えるため奮闘した心が同じ心と言えるのかという問いであり、不思議な余韻を残しています。

 

主人公が死んでハッピーエンドなの?
答えはわかりませんが、美しいラストであることは確かです

ハッピーエンドの部類の作品であるでしょう。

Amazonのレビューで中々良いものがあったので紹介します。

スッキリしないハッピーエンドの妙味

連載で読んでいたのだけれど、結末がどうなったか確認したくて9巻と本巻を購読。ある意味完璧なハッピーエンドなのだがあまりスッキリしない。スッキリしない理由は本作品が並行世界・時間旅行ものであったことによる。主人公は最初の時間旅行で元々いた並行世界Aの過去に行く。そこで主人公がいろいろ行動したために元いたところとは別の時間軸の並行世界Bが分岐して二度目の時間旅行では並行世界Bの現在に戻る。そこでも色々あった主人公は今度は並行世界Bの過去に行き、そこで色々介入した末に並行世界Cが分岐する。いずれも過去においては成人した主人公と胎児であった主人公が並存している。ラストの並行世界Cの現在に存在しているのは分岐時点では胎児であった主人公である。この成人主人公と胎児主人公が別人格と感じられるためにハッピーエンドがスッキリしないことになる。しかしこのスッキリしなさこそが本格的タイムパラドックス物としての本作品の妙味であるかもしれない。
Amazonレビュー

 

また現代では黒幕だった加藤は少年院を出て社会人になっています。

罪をきせられた佐野一家は世間の目から事件後とても苦労しました。

逃げるように生活していた佐野一家は平和に暮らし、加藤が逃げるように暮らす側になったという点においてはハッピーエンドだと言えるでしょう。

 

どうなる!?ドラマ『テセウスの船』結末予想

ドラマ版がどんな結末になるのかは誰にもわかりません。

やはり原作を踏襲した展開になるのではないでしょうか。

原作のラスト秀逸なので手を加えると原作ファンの反感を買う可能性があります。

 

ですが原作とは違うラストになったドラマはいくつか存在します。

『ぼくだけがいない街』はドラマ化、アニメ化していますが、どちらも原作とは異なるラストを用意しました。

特にドラマ版は高評価だったので『テセウスの船』のドラマ版も別のエンディングが用意されている可能性は充分あります。

不思議な余韻の残る作品なのでもっとエンタメ感を強めたハッピーエンドになってもおかしくない。

 

原作者の東元俊哉先生のメッセージでは

髙橋麻紀さんの脚本も素晴らしくて、毎話感動しています。原作にないシーンも沢山あって、個人的にはそこが大好きです。

原作にないシーンも沢山あって...

 

2話は展開変更!明音ちゃんは死なず


2話では明音ちゃんが死なない展開になりました。

真犯人が書いた絵が登場しましたが、この絵は鈴と明音を現しています。

鈴とケンカをして泣かせたので明音を殺すという明確な動機が犯人にはあったのです。これで明音を懲らしめたのでよしとするのか、さらに命を狙う展開になるのか...

原作の真犯人である加藤みきおのキャラクター像にも関わる部分なのでどう展開していくのか気になります。

またドラマ版5話でも原作と違う展開になりました。原作ではさつき先生が佐々木紀子を包丁で刺すのですが、ドラマ版では芋ようかんを使って毒殺。

音臼小毒殺事件の真犯人なのではないかというミスリードを誘うような変更が加えられました。細かい部分でブラッシュアップしてる。

 

とにかくこれではっきりしたのはドラマ版は原作をただなぞる作品ではないということ!

 

どんなラストになるのか、見守りたいと思います。

 

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