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日本でリメイクが決定した『ボイス~112の奇跡~』。
韓国ドラマの歴史を塗り替えたとまで言われた『ボイス~112の奇跡~』を早速見ました。
ケーブルテレビの最高視聴率記録を塗り替えたのも納得の出来!
素晴らしく...そして恐ろしいドラマでした。
海外ドラマはよく見るんですが韓国ドラマは久しぶり。いやぁ韓国ドラマ凄いですね。
韓国ドラマ『ボイス~112の奇跡~』の各話感想を正直に書いていきまーーーす。
【あらすじ】怖すぎる殺人鬼たちと緻密な展開がGood
妻を事件で失った、かつては腕利きだった刑事ジニョク(チャン・ヒョク)。そんな彼がいるソンウン地方警察庁「112通報センター」センター長に新しく就任したのは、妻の事件の容疑者が釈放される証言をしたグォンジュ(イ・ハナ)だった。彼女を恨むジニョクだったが、常人には聞こえない音が聞こえるグォンジュの「絶対聴覚」のお陰で一人の少女を救い出すことに成功する。そのことで彼女の力を信じるようになるジニョク。
そして実はグォンジュの父も、ジニョクの妻と同じ犯人に命を奪われていたのだ。ふたりは「ゴールデンタイムチーム」のメンバーと協力し通報者を救いながら、愛する家族を奪った真犯人を突き止めるために動き出すが・・・
112は日本でいうところの110番。警察に通報用の緊急ダイヤルです。
そこにかかってくる声(ボイス)をもとに事件を未然に防ぐことに命をかけた人々の熱きクライムサスペンス。
この物語は実際の事件からヒントを得たフィクションというから驚きです。毎話身の毛もよだつ恐ろしい殺人鬼が登場しスリル充分。
そして一つ一つの事件は主人公の妻殺しの犯人に繋がっていく。緻密に練られたストーリーも魅力的です。
毎話パズルのピースが埋められていき真相に近づく展開は最高にエキサイティング!
韓国ドラマ『ボイス~112の奇跡~』全話感想
1話「 闇に葬られた声」感想
ソンウン地方警察庁の敏腕刑事ジニョクはある晩、妻を何者かに殺される。容疑者が捕まるも、事件の通報を受けた警察官グォンジュは犯人の声が違うと証言。真相は闇の中に。3年後。事件を追うジニョクの前に112通報センター長に就任したグォンジュが現れて...。 |
1話見ただけでわかる骨太ドラマ感
張り詰めた緊張感が凄い!!
主人公の妻が何者かに殺されるという展開からスタートしました。
妻殺しの犯人と思われる人物は即捕まるんですが...
112通報センターで通報を受けた警察官グォンジュは声が違うと証言。
あるはずの音声データがなかったのはなぜでしょうか?ジニョクの妻の殺した真犯人は警察の人間なのか?
そして3年後、グォンジュがアメリカから帰ってきてセンター長に就任します。
グォンジュの父親はジニョクの妻殺しの一件で殉職したよう。グォンジュは父殺しの犯人、すなわちジニョクの妻の殺した犯人を追っているってことみたいですね。
ちょっと複雑ですが、なんとか理解できました。
*3話で詳細が語られました。
弟分のデシクが地味に怪しいんですがさすがにないかなぁ...
2話「音を見る女、音を追う刑事」感想
グォンジュの判断ミスで事件現場を誤り、その間に被害者アラムは母親に見つかってしまう。焦るグォンジュだがジニョクの指示で音の正体を突き止めることに成功。だが、犯人の母親だけでアラムの姿はなく共犯者の存在が浮上。この事件でジニョクはグォンジュの特別な能力を知るのだが...。 |
特殊能力
グォンジュの力によって少女を誘拐した男を逮捕できました。
グォンジュには普通の人では聞こえない音を聞く能力があるんですが...
この事件を通してもジニョクはグォンジュに特殊能力があるとは信じられませんでした。
特殊能力っていうとサスペンスものと相性が悪い印象ですが、簡単に言えばめちゃくちゃ耳がイイだけなので、ドラマのリアリティにそこまで影響を与えていません。
なかなかうまくできてるなこのドラマ。
そして子供の虐待事件が発生。ラストシーンでは子供がお母さんに見つかっちゃって...
3話「小さな勇気」感想
アラムという7歳の少年から、母親にナイフで刺されたと通報が入る。意識が薄れる少年をグォンジュが勇気づける一方で、ジョニクは現場に急行する |
サイコパスを育てたサイコパス
母親が捕まり一件落着と思いきや、この事件には更なる凶悪犯が...
この母親を育てた歯科医の男こそ悪の元凶でした。
ヒエっ...
出てくる殺人鬼のサイコパスっぷりには唸るものがありますね。ゾクゾクしました!
そして遂にグォンジュの特殊能力をジョニクが認め、2人は協力関係に。ここからさらに面白くなりそうだ。
そんな中、ジョニクの妻殺しの疑いが掛かっていたコ・ドンチョルが殺害されました。
これで事件の真実は闇に葬られてしまうのか!?
ジョニクの妻殺しの犯人はかなりのお金と権力をもった人物のようです。弟分のデシクが怪しいと思っていましたが全然違いましたね。
かなり強大なものとの戦いになりそうな予感!
4話「優しい顔をした男」感想
ウニョン洞殺人事件の容疑者ドンチョルが死に、自殺とみなした警察は事件終結を決定。だが遺体を見たグォンジュは他殺と判断。警察内に真犯人の協力者の存在が浮上。そんな中、ウンスの妹が拉致される事件が発生。グォンジュは彼女の携帯の音で容疑車両を推定しジニョクは車両を追う...。 |
違うんかいっ!!
今回はウンスの妹が拉致される事件が発生しました。
犯人は中学校の教師を名乗る優しそうな男でしたが、仮面の下には恐ろしい本性が...
この男が顎を鳴らして「思い出す?俺の声」なんていうからこいつがグォンジュの父親とジニョクの妻を殺した犯人かと思いましたが...
グォンジュ:「お前はあの事件とは何の関係もない。お前の声は犯人の声と全く違う」
違うんかいっ(笑)
「ハッ」って顔してたから真犯人キターーーと思っちゃいましたよ。
3話終わりのジニョクのカメラ目線とかちょいちょい顔芸はさんでくるクセはなんなの?
ハラハラさせてくれる演出の一つなのかな。確かにワクワクはしました。
5話「妹を助けて」感想
拉致犯ギョンイルに土の中に埋められたグォンジュだが、すんでのところでジニョクに救い出される。だが、ギョンイルは逃げ去り、ウンビョルは依然捕まったまま。そして、ギョンイルとウンビョルの因縁を知ったグォンジュとジニョクは現場へ急行するのだが...。 |
過去が人を犯罪者に変えたのか?
女性を誘拐し暴行をネットにアップしたギョンイルには悲しき生い立ちがありました。
『ボイス』に出てくる殺人犯ってサイコパスしかいなんですけど全員に歪みきった背景があるのがいいですよね。
母親と担任の先生の浮気によってすべてをぶち壊されたギョンイル。その憎き担任の先生の娘が今回誘拐されたウンスの妹でした。
若干、犯人に同情しちゃう自分もいたんですが...ジニョクが目を覚まさせてくれました。
ジニョク:「訳ある人が全て犯罪者になるわけじゃない」
人生を狂わせてしまうような生い立ちだったとしてもそれを許さないジニョクかっこよすぎた。
そして誘拐犯・ギョンイルが捕まるときまたグォンジュの父親殺しをにおわせるセリフをいいましたね。
ギョンイルはなにかを知っているのか?もしかしたら警察無線を傍受していただけなんじゃ?
6話「消された目撃者」感想
拉致容疑で捕まったギョンイルは、ウニョン洞殺人事件の目撃者だった。だが移送中に逃走を試みたギョンイルが焼死する事件が発生。警察は自殺と見るが、現場に居合わせたグォンジュは「アゴを鳴らす男」によって殺されたと主張する。そして、112通報センターにはウンスが加わり...。 |
「アゴを鳴らす男」登場
ウニョン洞殺人事件の目撃者だったギョンイルは殺害されました...
ギョンイルを殺したのは「アゴを鳴らす男」。ついに出てきましたね。
ただこの男登場シーンで
「想定外の虫が1匹ついていました。心配には及びません。処理いたします」
と誰かに電話しており、ラスボスではない感じがしますね。
40代ですし、グォンジュが聞いた声は推定20代から30代って言っていたはず。
ウニョン洞殺人事件の真犯人は別にいそうですが、この男も手掛かりになりそうです。
そして新たな事件が発生。通報によれば大家と住人のしょうもないトラブルみたいです。
かなり重厚な事件ばかりだったので息抜き回になるのかなと思いきや...
部屋から大家さんとそっくりな死体が!
『ボイス』に息抜き回などなかった
7話「貧しい姉弟の事情」感想
脅されたボクスンの部屋から変死体が発見。遺体の顔はボクスンそっくりだった。住人を調べた結果、上の階に住むチュノクがボクスンになりすまし、弟の殺害を隠していることが疑われ...。一方、ジニョクは"チラシ"から「アゴを鳴らす男」に関する新しい情報を入手したと連絡を受け...。 |
「アゴを鳴らす男」とジョニクが対峙
大家と住人のしょうもないいざこざかと思いきや「アゴを鳴らす男」に繋がる事件でしたね。
「アゴを鳴らす男」は都市開発に関わっており、いわゆる地上げ屋的な役割をしているっぽいですね。
不動産をどうしても渡さない大家さんを殺し、住民を大家っぽく整形して入れ替えるという恐ろしいことをしていました。
そしてなんと7話ではジニョクが「アゴを鳴らす男」に連れ去られました。
ジニョク:「俺の女房はお前がやったのか?」
アゴを鳴らす男:「俺がやった」
この男がやっぱりジニョク妻殺しの真犯人なのかなぁ。
理由があって仕事として人を殺してる感がこの男にはあるんですよね。
でもジョニクの妻殺しの犯人は楽しいからやってるって感じでしたよね。やっぱり別に真犯人いる説のほうが濃厚ではないかなと思います。
捕まったジョニク。どうなっちゃうの?
8話「イカれた刑事」感想
「アゴを鳴らす男」ことサンテに捕らえられたジニョク。グォンジュはジニョクの居場所を割り出し、デシクが救出に向かう。どうにか脱出したジニョクだが、サンテは逃走。警察はスリム洞変死事件の容疑者としてサンテを指名手配し、これを知ったソンウン通運の社長モ・テグが動き出す。 |
ジニョク無双
捕まったジョニクでしたが一人で拘束を解除。そこからの敵アジトでの無双シーンはすごかったですね。
アクションもかなり本格的だし、見ていて気持ちいい。
そして8話では悪の親玉っぽいやつが登場しました。
ソンウン通運会長、モ・ギボムとソンウン通運社長、モ・テグがなにやら裏で話を進めていました。
ジニョク妻殺しの真犯人はソンウン通運社長、モ・テグでしょうね。
そして整形して大家と入れ替わらせられたシム・チュノクさんが殺害されました。
口封じのために徹底して人を殺していますね。
ソンウン通運は大企業みたいでかなりの権力を握ってそう。
闇の深い戦いになりそうです。
9話「略語の暗号」感想
警察庁の掲示板にセンター員ヒョノの中傷が書き込まれ騒然となる。そこにクラブで男が人質騒動を起こしていると通報が。刃物を持ったその男がヒョノと確認され、現場に向かうジニョクは説得を試みるも、ヒョノはある言葉を繰り返すばかり。ウンスはそれが暗号だと考え解読を試みるが...。 |
オ・ヒョノ巡査
お調子者のオ・ヒョノ巡査が事件に巻き込まれました。
オ巡査がクラブで女性を人質にとりナイフを振り回したのでどうしたんだ?って思いましたが...
店内に塩酸をばらまくと脅されて仕方なく騒ぎを起こしたってことでした。
オ・ヒョノ巡査はLove8080というハンドルネームを使う謎の人物からストーカー被害にあっていたよう。
塩酸を落とすリモコンを持っていて捕まった男もLove8080に使われただけだといいます。
ですが、調べていくとその男がLove8080だと判明。
『ボイス』の犯罪者全員魅力的なサイコパスですよね。今回の犯罪者も怖さが素晴らしい!!
10話「パパの友達」感想
クラブで起きた塩酸事件の容疑者としてヒョノをストーキングしていた「love8080」と名乗る女を探すジニョク。犯行に加担するも容疑者に利用されたホシクは釈放されるが...。一方、係長ギョンハクの行動を怪しむジニョクはある情報を得る。 |
ソンウン通運
ソンウン通運会長、モ・ギボムと土地企画部長官、キム・ジュンテと土地企画部局長、クォン・チャンテの会合が開かれていたクラブ・ファンタジアで殺人事件が起こりました。
ナム・サンテ(カチカチ音の男)をクラブの社長が通報したことに気づいたソンウン通運社長、モ・テグ。
ソンウン通運会長などが会議しているそばで殺しを行うなんてかなりのサイコパスっぷりですね。
クラブの裏から出て逃げましたが、さすがに車のナンバーは見られたんじゃないでしょうか。
モ・テグは警察の捜査をおもしろがっているのか?普通に考えてナム・サンテ(カチカチ音の男)がいたと通報されたんだから警察が来ることは予想できたはず。
なかなかワクワクさせてくれるヒールですね。
11話「奇妙な自殺騒動」感想
サンテ来店を通報したクラブの社長が殺害され、全ての客が捜査対象に。だが、VIP客ソンウン通運モ会長とその息子テグらは解放され、グォンジュは疑念を抱く。一方、ジニョクはドンウを襲撃した男を逮捕。サンテの居場所を突き止めるが、あと一歩で逃してしまう。 |
狂った通報者
やっとグォンジュたちがソンウン通運モ会長とその息子テグに近づいた11話。
ソンウン通運はバス会社から財閥になったかなりの権力を持った企業のようです。
まだジニョクの妻殺しの犯人と結びつけてはいませんが徐々にテグの悪行が明かされていきそうですね。
そして後半では福祉施設で統合失調症の患者が暴れる事件が発生。あっという間に解決してしまうんですが...
電話がまだ繋がっておりその電話からは「手術室から逃げた」という意味不明な会話が聞こえてきました。
またまた闇の深そうな展開になりました。この福祉施設なにか変だ...
12話「仕掛けられた罠」感想
騒動を起こした福祉院の入所者ジングは病院に搬送されるが、彼の携帯電話から妙な会話が聞こえ怪しむグォンジュ。彼女から連絡を受けジングを追うジニョクは、福祉院が路上生活者を狙った悪事を行っていることを知る。一方、テグは逃走中のナムに会い、2つの選択肢を与える。 |
妻が殺された理由
福祉施設の事件はかなり闇の深いものでした。
路上生活者を集め発売前の薬の被験者に...さらに暴れる人は殺して臓器を売るというゾッとする思惑がありました。
そしてこの事件もジョニクの妻に繋がっているという素晴らしい構成。
ジョニクの妻のジヘさんは事件の前に失踪した路上生活者のコン・チョルファンさんを探していました。
グォンジュはジヘさんがこの男を探したことで殺されたと思っているようです。
グォンジュの下には謎のメールも届きました。
「ホ・ジヘはGP開発を手伝いブローカーを...」
ジヘさんが今回捕まえた犯人たちのように臓器売買のブローカーをしていたとは思いませんが、コン・チョルファンさんがなにか鍵を握っているのは間違いなさそう!
ジヘさんが殺されたのはテグが通り魔的に快楽目的でやったと思っていましたが、なにか理由があったのか。
13話「悪魔の計略」感想
グォンジュから妻の秘密を聞かされ困惑するジニョク。そんな中、サンテから連絡を受けたジニョクはジヘが殺された理由を教えるという彼の取引に応じることに。だが、約束の場所に着いたジニョクを待っていたのは、ジヘのメッセージの録音データと自殺したサンテの遺体だった...。 |
遂に出会うテグとグォンジュ
テグによってナム・サンテが殺されました。
テグは震えるほどサイコパスですね。こんな怖いヒールは珍しい。
グォンジュの部屋に忍び込んだテグが捜査情報が壁に貼っているのをみて、はしゃいだシーンには鳥肌が立ちました。
そして13話後半ではジョニクの妻を殺しグォンジュの父を殺したモ・テグと遂に対峙しました!
グォンジュが声を聞いたのでこれで真犯人がモ・テグだとわかったはず。
どうやってこのサイコパスを追い込むのか期待したいです。
14話「真犯人からの贈り物」感想
事情聴取のため警察を訪れたテグ。その声を聞いたグォンジュは、3年前のウニョン洞殺人事件の犯人の声と確信する。その矢先、ゴールデンタイムチームはペ庁長から解散を命じられ、ジニョクは被疑者暴行の疑いで謹慎処分に課せられる。そんな中、テグがグォンジュの家を訪れ...。 |
スパイはデシク
最終話に近づき徐々にテグを追い詰めていっていますね。
14話では弟分として信頼していたデシクがスパイと判明しました。
完璧な敵って感じでもなかったですね。父親の医療費を稼ぐために仕方なくやっている感じでした。
最終回あたりデシクがジニョクをかばって死ぬパターンとかありそう!
そしてジニョクはテグが猟奇的殺人をしている場所のコンテナを特定。これで追い詰めることができるのか...って時にバスの横転事故が発生しました。
会長の反応からこの事故は意図して起こしたものではなさそう。
この事故をきっかけにソンウン通運帝国が崩れ去るのか!?
15話「内通者」感想
テグが一連の事件の犯人である証拠に近づいたジニョクだが、ソンウン通運のバス転覆事故の連絡を受け急遽救出に向かう。乗客の通報からガス漏れの音を聞きとったグォンジュは、バス爆発の危険をジニョクに伝えるが。更に、バス運転手の所持品からソンウン通運の闇に気づくジニョクは...。 |
最終回前の盛り上がり
最終話目前でかなり盛り上げてきましたね。
デクシがスパイをしていた理由が判明しました。
デクシは父親が交通事故で人を殺してしまったこと、そしてそれを目撃して脅そうとしてきたナム・サンテ(カチカチ音の男)の手下を運悪く殺してしまったことを握られスパイをしていたよう。
ジニョクにスパイだと見抜かれ、蹴りをつけに一人でテグに会いに行きますが...
捕まってしまいましたね。
テグはソンウン通運のバス事故によりモ・会長の悪事が暴かれようとしても全然動揺してない様子でした。
テグは破滅することも織り込み済みで今現在の殺しを楽しんでいるのか...
テグも幼少期のお母さんの自殺により抱える闇は深そう。
最終話どうなるのか!?このドラマがどんな結末になるのか見届けたいと思います。
16話「愛するひとへ」感想
デシクはテグに掴まり、彼の隠れ家に監禁されていた。そこは幼少時代にテグを変える事件が起きた場所だった。テグを追っていたジニョクとグォンジュは、ついにその隠れ家を見つけ出す。徹底した防犯装置に翻弄されながら、音を頼りに秘密の部屋にたどり着いた2人はテグと対峙する。 |
完全に勝利する
素晴らしい幕引き。傑作と呼ぶにふさわしい出来でした。
最後までジニョクを煽り殺されようとするテグ。
このドラマを通してジニョクはかなりの数のサイコパスと出会っており、最終回は怪物になるのではないかと思っていました。
怪物を追っていたはずが自分が怪物になっていた的なオチを想像していましたが...
ジニョク:「何度もイメージしたさ。どうしたらお前を一番残忍に殺せるだろうかと。肉を削ぎ取って八つ裂きにしてやろうか。それとも骨をへし折って粉にしてやろうか。だが昨日お前を見て気づいたんだ。全て無駄な労力だと」
このシーンはシビれましたねぇ。
完全敗北したテグの表情が最高すぎた。
ジニョクの葛藤を察するにここまで爽快感のあるラストはないんじゃないでしょうか。妻を殺した憎きテグに打ち勝ち、犯罪に晒されることで生まれた恐ろしい自分にも打ち勝った!
そしてテグは精神科病院でより恐ろしいサイコパスに命を奪われるという展開でした。シーズン2の匂わせでもあると思います。ちなみに『ボイス』は超人気で既にシーズン3が放送されました。
これはかなりおもしろかったですね。素晴らしいものを見せてもらいました。
【総評】『ボイス~112の奇跡~』はおもしろかったか?
これは韓国ドラマ史に残る名作ではないでしょうか。
ラストも韓国映画にありがちなバットエンドに逃げなかった点も評価したい!
毎話息苦しくなるようなスリルとサスペンス、重厚な展開、鳥肌が立つ犯罪者たちのバックボーン。
どれも素晴らしかった。
一つ減点するとすれば長い!
1シーズン16話も長いですし、1話1時間近いのもきつかった。人間そこまで緊張していられないんですよね。もって45分が限界かな。息抜く暇もなく文字通り息が詰まりそうでした。
日本版ではコンパクトにまとめるはずなのでどうなるのか気になりますね。事件が次話にまたぐ脚本が効いてると思いましたが日本版リメイクではどうなるのか?
『ボイス~112の奇跡~』の良さを描き切れるのか不安もありますが、期待したいです。
fa-hand-o-down韓国ドラマだと『キングダム』もめちゃくちゃおもしろかった
fa-hand-o-downボイス日本版についてはこちら