叶うなら遠くまで

手塚治虫の名作『どろろ』が2019年冬...アニメ化されます!!

ダークで重厚な作品になることは間違いなく、かなり期待できそうですね。

 

原作は未完ということもあってアニメ版の最終回がどうなるかにも注目です。

全話感想はもちろんあらすじ、スタッフ、見逃し配信情報をまとめました。

 

*連続2クール作品ですが、便宜上1~3月に放送された12話までを1期。4月から放送される13話~を2期と表記しています。

 

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原作とは少し違う?アニメ版『どろろ』あらすじ

時は戦国。
醍醐の国の主である景光は、ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。
時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。
そんなある日〝どろろ〟という幼い盗賊は、ある男に出会う。

それは、鬼か人か

両腕に刀を仕込む全身作り物の男〝百鬼丸〟は、その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた。

原作では48匹の魔物に体の1部を奪われるのですが、アニメ版では12に変更。

1話一体の化け物と対峙するの展開でしょう。

全12話として最終回には奪われた体の部位は全部戻るのかな?

*連続2クールでした

どういった結末になるのか目が離せません。

2期『どろろ』 新主題歌(OP&ED)

オープニングテーマ曲 「Dororo」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
エンディングテーマ曲 「闇夜」 Eve

「Dororo」ASIAN KUNG-FU GENERATION

[box class="box26" title="コメント"]時代設定の古い奇譚の裏には、現代社会や人間そのものへの風刺などが含まれていて、とても重層的で奥深い作品だと思います。
原作である手塚漫画に恥じないよう、思いを込めて楽曲を制作しました。[/box]

正直、1期のOP&EDが神がかり的に素晴らしかったので、まだ違和感がありますね。

回を重ねていく度に好きになっていきそう!!

 

1期『どろろ』 主題歌(OP&ED)

オープニングテーマ曲 「火炎」 女王蜂
エンディングテーマ曲 「さよならごっこ」 amazarashi

「火炎」女王蜂

女王蜂コメント

オープニングテーマのお話をいただいたとき、わたしにはご褒美を頂いたときのような気持ちと共に、宿命と対峙したときのような 粟立つ気持ちがしました。
大好きな作品であることはもちろんのこと、幼少期から愛読していた作品から いまこのタイミングでご依頼を頂いたことに、なにか運命めいたものを感じたのです。

「さよならごっこ」 amazarashi

amazarashi コメント

百鬼丸が背負う壮絶な宿命ほどではないにせよ、僕らも大なり小なり逃れられない宿命を背負って生きているのだと思います。それを見ている側に気付かせてくれるのがどろろの存在なのかな、などと考えながら曲を作りました。
友愛のような恋愛のような、家族愛のようなどろろの暖かい視点から、百鬼丸の深淵に触れようと試みる歌です。そして宿命を背負いながらそれでも尚歩みを止めない人達の為の歌です。気に入って頂けたら嬉しいです

amazarashiが歌うエンディング曲は物語の雰囲気にピッタリですね。

両方とも神曲として語り継がれそうな予感!!

 

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『どろろ』キャスト一覧と放送日

放送日

2019年1月7日(月)放送決定
・TOKYO MX  1月7日より 毎週月曜日22:00~

スタッフ

原作:手塚治虫「どろろ」
監督:古橋一浩
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン


百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人

『どろろ』全話感想

第1話「醍醐の巻」感想

どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

時は戦国。醍醐の国の主である景光は領地の繁栄のため鬼神と取引し、対価として生まれる我が子を差し出した。時は流れある日、幼い盗賊どろろは妖怪に襲われている所を謎の少年に助けられる。その少年の身体は、どこもかしこも造り物なのであった。

控えめに言って最高のスタート

素晴らしい1話でした。完走間違いなしの今期当たりアニメですね。

OP&EDがめちゃくちゃカッコいい!!

作品全体の雰囲気作りがかなり上手かった。

百鬼丸(作り物の男)の悲しい過去...子供の肢体と引き換えに繁栄を手に入れた城主...

菩薩が身代わりとなって体だけはかろうじて残ったということでしょうか。取り損ねた体をあやかし達が狙っていると。フムフム

 

あやかしを倒すと奪われた百鬼丸の肢体が戻るようですね。

ですが百鬼丸の肢体が戻るということは鬼神の力によって繁栄していた国に災いが起こること。うーん。

さあどうなっていくのか2話に期待!!

第2話「万代の巻」感想

どろろ ©手塚プロダクション/ツインエンジン

どろろと百鬼丸は万代という女性が治める村を訪れる。百鬼丸は何故か突然彼女を前に剣を抜き、村人たちによって土蔵に閉じ込められてしまう。すると土蔵には先客が居て…。

利益をもたらす化け物に人は屈する...

百鬼丸が聞けない+しゃべれない状態なので物語がどう進展するのかと思っていたら1話でチラっとでた怪しげな琵琶を持った男が登場。

この男もまた目が見えておらず他者のことを炎のような光で認識しているようです。

琵琶の男も化け物たちに体を奪われた被害者なんでしょうか?

 

話が後半になると村人が万代とかいう化け物に旅人を食べさせていたことが明らかに!!

食べられた旅人の資産は後から顔のデカい無害の化け物が「やろうか?」といってくれるみたいです。それに味を占めて村人が沢山の旅人を化け物に与えていた。

百鬼丸の親の醍醐景光も国を治めるため百鬼丸の肢体を差し出しましたが、人は欲に屈するもの。今回の村人も自分たちの利益を優先して恐ろしことをやっていました。人とはなんと恐ろしいものなのか...

 

2話の最後では百鬼丸とどろろが少し打ち解けたような感じがしましたね。話せるようになったらどうなるのか期待です。

琵琶を持った男は結構重要な役っぽいですね。百鬼丸との共通点の謎など、今後どのように展開していくのか楽しみです。

第3話「寿海の巻」感想

医者である寿海は各地を回り、戦で傷ついた人々に義手や義足を与えていた。ある日彼は身体のあちこちが欠けた赤ん坊を川で拾い、造り物の身体を与え育てる。「百鬼丸」と名付けられたその少年は、自らの身体を取り戻す旅に出る。

百鬼丸の生い立ちが今、明かされる

百鬼丸の生い立ちを描いた回でした。

百鬼丸を育てた「寿海」は実は戦(いくさ)で人を殺していました。自分がしていたことを呪い、身を投げるも大陸の船に助けられ義手や義足を作る技術を取得。人を助けることに人生を捧げます。

弟子が寿海の過去(戦で人殺しに手を染めたこと)を知り殺そうとするも、最後は何もせず寿海の元を去りました。

命をまた生かされたと思った寿海はちょうどであった肢体のない赤ん坊(百鬼丸)を育て上げます。

人生とはなんと因果なものなのか...

 

百鬼丸と名付けられたシーンもありました。"百鬼丸"には「この世には何百もの鬼より恐ろしいものがいくらでもある。負けるな」という思いが込められています。

 

やがて百鬼丸があやかしを倒せば肢体が戻ることを知り百鬼丸は肢体を取り戻す旅に出ているということみたいですね。

「痛みを知らないので恐れを知らない。切り刻むことになんのためらいも生じない」と寿海が言ったことから、百鬼丸は肢体が戻り人間に近づくにつれ弱くなるのかな?と思いました。

火に足を突っ込んで驚いているシーンもありましたし。

 

そしてどろろも言っていましたが"なぜ化け物どもは百鬼丸の体を欲しがったのか?"。

ココが次話以降明かされていくんでしょうか。

第4話「妖刀の巻」感想

どろろと百鬼丸は人斬りの田之介と対峙する。彼が振るう刀は鬼神が宿る呪われた妖刀であった。かろうじて田之介を退けるも、妖刀がどろろの手に渡ってしまい、どろろは妖刀に操られてしまう。

百鬼丸が初めて聞いたのは泣き声でした

妖刀に取りつかれた兄とその兄の帰りを待つ妹の悲しい話でした。

「血がもっと欲しい」系の人を操る妖刀というよくある設定。どろろも妖刀とわからず触ってしまい操られてしまいました。

なんやかんやで男のもとに妖刀は戻り、百鬼丸と決闘。

妹が駆けつけてこう叫びます。

「待ってお願い。その人を、兄上を切らないでぇぇぇ」

ですが百鬼丸は耳が聞こえません。妹の魂の叫びもむなしく百鬼丸は妖刀もろとも所有者の男も斬ります。

皮肉にも百鬼丸の耳が戻り、雨の音と共に妹の悲しい泣き声が...これが百鬼丸の聞く最初の音になりました...

妖刀を似蛭(ニヒル)と呼んでいたことから、皮肉(ニヒル)と掛かっていたんではないでしょうか。

第5話「守り子唄の巻・上」感想

慣れない「音」に苦しみ、妖怪との戦いで傷を負った百鬼丸は、みおという少女に出会う。彼女は戦で親を亡くした子供の面倒を見ており、百鬼丸も世話になることになった。だが近くに鬼神がいると分かった百鬼丸は傷も治らぬうちにその退治に向かう。

みおはやっぱり...

上・下の連作なのでかなりヘビーになりそう...

耳を取り戻したことで音が聞こえるようになった百鬼丸。美しい歌声の女性・みおに出会います。

戦で親を失った子供たちを養っているというみお。夜に仕事に行くと言っていたからだいたい予想はついていましたが...

あぁ...そうですか...分かっちゃいたけどキツいぜ...

 

そして百鬼丸は鬼神を倒しに向かいます。まだ万全ではない百鬼丸は足を持ってかれました。足を失ったけどこれはどうなるの!?奪われたわけじゃないから鬼神を倒したら元に戻るとかないよね?

最近戦が多いと言っていましたが、やはり百鬼丸が鬼神を倒し体が元に戻るたびに国には災いが...

この強い鬼神を倒しちゃったら戦が起きてみおと子供たちが巻き込まれるなんて悲しい展開になるのかな...

第6話「守り子唄の巻・下」感想

鬼神から声を取り戻すも、脚を奪われてしまった百鬼丸。荒れ寺に戻り傷を癒やしたのち、再度鬼神に挑みに出る。一方、ミオ達が待つ荒れ寺では…。

百鬼丸がまとう鬼神の片鱗

鬼神をサクッと倒しちゃう百鬼丸。普通にもがれた足が戻りましたね。あっ戻るんだ。

そして寺に戻ると無残にも殺された子供たちが...

みおが稼ごうと2つの陣営に出入りしていたことがバレ、密偵と思われたみたいですね。

声を取り戻した百鬼丸が虫の息のみおを見て叫ぶシーンは悲し過ぎる。

琵琶の男いわく百鬼丸は体を奪われた時の残り火として鬼神の炎が残っているそう。

百鬼丸は鬼神になる可能性があるってことか...

父親と対峙した時に鬼になっちゃう的な展開になりそうですね。

第7話「絡新婦の巻」感想

蜘蛛の妖怪・絡新婦(じょろうぐも)は百鬼丸から受けた傷を癒やすため、人間に姿を変え弥二郎という青年を利用する。絡新婦を取り逃がしたどろろと百鬼丸は、立ち寄った村で人攫いが出るという噂を聞く。

妖(あやかし)と人

妖怪と人との関係性を描いた回。

道中百鬼丸たちは蜘蛛の妖怪・絡新婦(じょろうぐも)と遭遇。惜しくもしとめきれません。

そして行き着いた村では夜、村人がさらわれているという。

妖怪のせいだろうと退治を引き受ける百鬼丸たちでしたが...

実際は男が重労働に苦しむ村人たちを逃がしていただけでした。

その男がめちゃくちゃ優しかった。妖怪・絡新婦もその男の優しさに触れて心が変わっていったよう。

人間と妖。本来ならば敵対するものでもないのかな。

第8話「さるの巻」感想

ある村では、黒雲をまとう大百足の鬼神を鎮めるために、若い娘を生贄として捧げる習わしがあった。姉が生贄となった少年・さると共に、百鬼丸はどろろと協力し鬼神に立ち向かう。

カラっとした軽い回

いつも重厚なモヤモヤした回が多い『どろろ』ですが、今回はカラっとしていました。

たまにはこんな回もいいかも。

鬼神の発する霧のせいで視界が全て真っ赤に見える百鬼丸。

いつもは百鬼丸のほうが見えるのに今回はどろろのほうが見えていましたね。場所を知らせるために鬼神の顔に縄をかけ自分の声で鬼神の居場所を知らせるどろろは勇敢でした。

2人で協力して鬼神を倒しました!どろろがいなかったら今回の敵は倒せなかった。

ラストシーンでどろろの名前を呼ぶ百鬼丸。

最終回あたりで百鬼丸が鬼神になりそうな時にどろろの声が届くっていうパターンがありそうですね。

第9話「無残帳の巻」感想

風邪で熱にうなされるどろろ。朦朧としながら曼珠沙華を目にしたどろろは、父・火袋と母・お自夜とのかつての日々を思い出す。

どろろって女の子だったんだ

9話ではどろろの生い立ちが明かされましたね。

どろろもなかなかヘビーな人生を送ってきたんだなぁ。

お母さんが力尽きたシーンは悲しかった...

どろろの父を侍に売ったイタチとかいう男が今後登場することがあるのか注目ですね!

 

病に倒れ寺に運ばれたどろろ。そこで尼さんが「年端のいかぬ女の子との旅はさぞかし難儀でしょう」と発言。

えっどろろって女の子だったんだ。

 

そしてラストシーンでは百鬼丸の父が自分が鬼神にささげた息子が生きていることを察します。

そろそろ物語も終盤。

百鬼丸vs父。もしくは百鬼丸vs多宝丸(百鬼丸の弟)って展開になりそうですね。

第10話「多宝丸の巻」感想

醍醐領内のある村では、村人が湖に棲む妖怪の犠牲になっていた。多宝丸は、側近である兵庫・陸奥とともに村人のため妖怪の退治を買って出る。

遂に出会う百鬼丸と多宝丸

多宝丸のための回でした。

わがままなガキかと思っていたら村人のために妖怪退治を引き受けるいい奴でしたね。

多宝丸は父の醍醐景光の素晴らしい統治によって国が栄えたと思っている様子。

実際は自分の子供の肢体を鬼神に捧げただけという...

 

多宝丸の側近である兵庫が蟹の化け物に食べられそうになったその時、百鬼丸が切り裂きとどめを刺します。

これが百鬼丸と多宝丸のファーストコンタクト。悪くなかったんじゃないかな。

今後この2人が戦うことになるのか。それとも父の醍醐景光のしたことを知り多宝丸と百鬼丸が共闘するなんて展開もあるかも!!

第11話「ばんもんの巻・上」感想

醍醐領に入ったどろろと百鬼丸は、国境の砦跡地に残る1枚の巨大な板塀「ばんもん」の存在を聞く。百鬼丸はばんもんに現れる狐の鬼神と対峙するのであった。

遂に対峙する百鬼丸と醍醐景光

周りはどこもかしこも荒れているのに栄える醍醐領。

国境には巨大な板の壁がありそこには九尾の鬼神が!!

これ鬼神を倒しちゃうと醍醐領も戦地になっちゃうパターンなのか...

逆に鬼神を全部倒すと平和が訪れるパターンなのか...

 

そして遂に醍醐景光と百鬼丸が対峙しました。百鬼丸は憎しみから鬼になってしまうのか!?

まだ百鬼丸は目と腕が戻っていませんし、最終回どうまとめるのか楽しみですね。

第12話「「ばんもんの巻・下」」

我が子を鬼神に差し出した景光。奪われた身体を取り戻さんとする百鬼丸。今二人は、運命に引き寄せられるように向かい合う。

国か兄か

国の繁栄のため、息子の百鬼丸を鬼神に捧げた父に激怒する多宝丸。

多宝丸めちゃくちゃまともだった!!

もしかしたら多宝丸と百鬼丸の共闘パターンかと思ったのですが...

 

ばんもんで百鬼丸と醍醐景光の間に割って入る多宝丸。

多宝丸:「しかし、そこまでしても守らなければならぬのが国。兄上、今鬼神との約定を反故にすれば国は滅びます。今や国を脅かすあなたこそこの国にとっての鬼神」

嫌あぁぁぁぁ。多宝丸話の分かるやつだと思っていたら醍醐景光の話わかっちゃった...

そこに母親が登場し、自分そして醍醐景光と醍醐の民の仕打ちを謝ります。

百鬼丸にだけ犠牲を払わせるわけにはいかないと自ら自殺...

かなりキツイ展開でしたね。

因果だねぇ

第13話「白面不動の巻」感想

醍醐領を出たどろろは、滝の裏にそびえ立つ巨大な不動明王像を目にする。この不動の正体は、人間の顔を集め自分のものにしてしまう妖怪なのであった。

あれっテイスト変わった?

連続2クールの折り返し地点となる13話。

今までの『どろろ』は重厚なストーリーを表現するために、かなり暗く重々しい印象でした。

それが『どろろ』のいいところでもありましたが、やはりエンターテイメント性や爽快感は犠牲に...

13話からは一新されたように感じましたね。

 

妖怪を倒し温泉に入るどろろと百鬼丸。居合わせた子供たちがどろろの背中には地図があると言い出します。

確かにどろろの背中には立派な彫り物が!!

百鬼丸だけでなくどろろもなにかの因果に導かれている者の1人なのか!?

なにか動き出しそうな2期。引き続き楽しんで見れそう。

第14話「鯖目の巻」感想

どろろと百鬼丸は訪れた焼け寺の跡地で、辺りを治める鯖目という男に出会う。鯖目の屋敷に招かれ焼け寺と妖怪の話を聞くが、不審な点を感じる二人。

鬼神によって守られた国

どろろの背中の彫り物は両親が侍から奪ったお金だったんですね。

そのお金を使い農民が豊かに暮らす世界を作るという使命をどろろは背負っていたのか...

 

道中、怪しげな妖と出会いますが無害な様子。そんな中この土地を治めるという鯖目という男に出会います。

家に招待されるも、寝ているところを芋虫っぽい妖に襲われます。

鯖目もまた鬼神に人を食べさせ、鬼神の力で土地を治めていたよう...

 

鯖目はほぼ百鬼丸の父と同じことをしていますね。

次話がどんな展開になるのか楽しみです。鯖目が百鬼丸父に重なることはほぼ間違いないでしょ。

第15話「地獄変の巻」感想

鯖目は自分が治める里を守り抜くため、鬼神に人を喰わせていたのであった。百鬼丸は再び蛾の鬼神と対峙する。その頃、蔵に閉じ込められていたどろろは…。

作画のクセがすごい

いつも通り鬼神を倒した百鬼丸。

鬼神によって守られていた村はそれにより荒廃...

百鬼丸が醍醐の国にやっていることはこういうことなんですよね。

回想シーンで琵琶の男が「鬼神を何匹か切ったところで世の中何にも変わりはしないよ」というシーンが流れました。

数匹では変わらなくても、すべての鬼神を倒したとしたら...?

 

そしてどろろは9話で登場した親を売った男イタチと再会します。

やっぱり物語に絡んできたか!別れたどろろと百鬼丸。これからどうなる!?

第16話「しらぬいの巻」感想

どろろはイタチに連れられ、火袋が金を隠したとされる岬へと向かう。岬に渡るための舟を探していると、片腕の少年・しらぬいに声をかけられる。

親の仇イタチに宝のありかを教えろと言われるどろろ。

宝の隠し場所であろう岬へ行くとき片腕の少年・しらぬいに声をかけられました。

この少年、サメに人を食べさせているという恐ろしい男でした。ヤバすぎでしょ。

 

何とかサメ1匹を撃退し、しらぬいもボコボコにしたイタチ。

仲間のサメを殺されたことでキレるサメ(二郎丸)としらぬい。サメの目が妖(あやかし)っぽくなっていましたね。

憎しみが膨れ上がると妖になるってことなのかな?

 

一方、百鬼丸は体の義手などを作ってくれた寿海と再会しそうな感じでしたね。過去回の人物が登場し伏線を回収し始めた『どろろ』。後半はかなり盛り上がりそうな予感。

第17話「問答の巻」感想

寿海は戦場跡で血まみれになった百鬼丸と再会し、百鬼丸の奪われた身体と鬼神の関係を知る。新しい義足が欲しいと寿海に求める百鬼丸だったが…。

おっかちゃん

百鬼丸は寿海と再会しました。百鬼丸の事情を聞き、自分は人助けをしたつもりだったが修羅の道へと差し向けただけだと考えた寿海。

義足を百鬼丸に与えることを拒否します。

 

別れるときに百鬼丸が名前を聞きますが、寿海はなにものでもないと答えます。

百鬼丸:「知っている。これがなんというものか...おっかちゃんだ」

このシーンはかなりグッときましたね。百鬼丸にとって紛れもないおっかちゃんでしたから。

 

見送る寿海...百鬼丸の足が義足じゃなかったけど、寿海は拒否し続けたのか。寿海の親としての思いがそうさせたんだろうなぁ。

第18話「無常岬の巻」感想

サメの鬼神が咆哮を上げ、身動きの取れないどろろに襲いかかる。その頃、岬には多宝丸の率いる軍勢が迫っていて…。

兄弟対決はドロー

あのサメはまさかの鬼神でしたね。

人と共生するサメってのがそもそもおかしかったのか。

サメの鬼神を倒し今回は足を取り戻しました。

 

そんな中、多宝丸が百鬼丸討伐に登場。

多宝丸:「我が醍醐の国にあだなす鬼神...百鬼丸」

百鬼丸は醍醐の国にとって鬼神なのか...

1人の犠牲によって成り立っている醍醐の国。醍醐の国の民こそが鬼神になりさっがているんだよなぁ。

兄弟対決はまたもやドロー。次戦う時は決着がつきそうな予感。

 

どろろの親が残したお宝はそのままに新たな旅に出る百鬼丸たち。最終回ではこのお宝を使って醍醐の国を助ける展開とかなのかな?

第19話「天邪鬼の巻」感想

どろろと百鬼丸は折れた刀を直すため、宗綱という刀鍛冶が住む村を訪れる。宗綱の家に向かうと、娘のおこわの出迎えを受けるのであった。

おこわちゃんもどろろも可愛い

天邪鬼という慣れ親しんだ妖が登場しました。

思ってることと逆を言ってしまうというアレです。

 

思ったことと逆を言ってしまうので百鬼丸は刀鍛冶の娘のおこわと結婚する展開に。

町のおばさんが満面の笑みで着付けしながら「あーみっともない。みっともない。何だろうねこの子は。せっかくの衣装が台無しだよ」と言ってたのがシュールすぎました(笑)

どろろの女の子の部分も見れて個人的には大満足の回でした。

おこわちゃん可愛かったし、どろろも可愛かった!!

天邪鬼を封印し直し、一件落着。

反対のことを言っていたってことは...百鬼丸とどろろの絆を感じれました。

第20話「鵺の巻」感想

妖怪を探し山道を歩いていたどろろと百鬼丸は、賽の目の三郎太という少年に出会う。自分も妖怪を狙っている、と言う三郎太と共に退治に向かうのであった。

百鬼丸は体を取り戻すことで鬼神に近づいている?

百鬼丸とどろろは母親を食われ退治したいという三郎太と出会います。

ですが、三郎太は鬼神・鵺を手助けするという展開に...

なぜ?と思ったんですが、悲しき理由がありました。

三郎太は鬼神・鵺と遭遇した時に母親を置いて逃げてしまった過去がありました。山を越える人を鵺を差し向け逃げ惑う様子をみて自分も逃げたのはしょうがなかったと安心していたよう。

これは鳥肌が立ちましたね。怖かった...

 

鵺を倒した百鬼丸でしたが、まさかの体は戻らず...

百鬼丸自身が鬼神となり始めているってことなのか?

体が戻り確実に人間に近づいている百鬼丸。ですが命の炎は鬼神に近づいているというなんとも皮肉のきいた展開ですね。これが手塚治虫作品の魅力なのか。

20話、唸りたくなるおもしろい回でした。

 

第21話「逆流(ぎゃくる)の巻」感想

醍醐景光は隣国の朝倉との戦の準備を進めていた。醍醐領に百鬼丸が向かっているという報せを受けた景光は、多宝丸を討伐に向かわせる。

もう何度目かわからない多宝丸と百鬼丸の再戦が行われました。

多宝丸の側近である兵庫・陸奥の腕をなんのためらいもなく切り落とす百鬼丸...

えぇ...

もう百鬼丸は立ちふさがるものは全てを殺していくつもりなのか。

 

どろろは捕らえられてしまいました。

そしてラストシーンでは爆発でバラバラになった馬が妖になる様子が...この馬にのり百鬼丸は醍醐の国に乗り込むパターンかな。

 

第22話「縫の巻」感想

醍醐の城に連れ去られ牢に閉じ込められてしまったどろろ。その牢の前に縫の方が現れる。一方、どろろと身体を取り戻さんと醍醐の城に向かおうとする百鬼丸の背後に、アヤカシと化したミドロ号が立っていて…。

鬼神対鬼神

百鬼丸はほぼ鬼神になってしまいました...

どろろが百鬼丸のおっかちゃんと行動を共にしているので、おっかちゃんの愛をもってして百鬼丸の暴走を止めるパターンになるのか!?

 

陸奥は腕を斬られさらに流行り病に侵されます。そこで百鬼丸の体を取り損ねた鬼神に体をささげる代わりに醍醐の国を守ってくれと頼みます。

ですが鬼神との約定は醍醐景光の血を引くもの出ないとダメらしい。

まさかの多宝丸が鬼神化...という展開に!

 

多宝丸には百鬼丸の奪われた目が...兵庫と陸奥の切られた腕が戻っていたので、これも百鬼丸のものなのか!?

百鬼丸の体を取り損ねた鬼神と対話して百鬼丸の体の一部が多宝丸と兵庫と陸奥のものになったのは若干の違和感がありますが...

 

『どろろ』やはり最後はかなり盛り上がる展開になりました。鬼神対鬼神の展開になるとは...

 

第23話「鬼神の巻」感想

百鬼丸は、鬼神の力を宿した多宝丸、陸奥、兵庫と対峙する。駆けつけたどろろ、縫の方、琵琶丸は、醍醐の国の行く末を巡る、凄まじい戦いを目のあたりにするのであった。

最終回はどうなるの?

次で最終回の『どろろ』。

手が戻り、最後は多宝丸と百鬼丸の壮絶な戦いへ...

 

最終決戦場所である醍醐の城に向かうどろろが言っていたことが意味深でした。

どろろ:「兄貴...おいらちょっとだけ何か見えたかもしれねぇ。これからのこと、何をするかってこと」

お父さんが残したお金を使ってなにかするのかな?

 

それにしても遂に最終回ですか。百鬼丸は体を全て取り戻すことができるんでしょうか?

鬼神全員倒せば平穏が訪れて、災いの原因は百鬼丸が体を取り戻したことではなく鬼神だったパターンを予想しているんですがそんな安易な展開じゃないか。

希望が見えるラストであって欲しい!

 

第24話「どろろと百鬼丸」感想

百鬼丸は、鬼神の力を宿した多宝丸、陸奥、兵庫と対峙する。駆けつけたどろろ、縫の方、琵琶丸は、醍醐の国の行く末を巡る、凄まじい戦いを目のあたりにするのであった。

物語の終わり

アニメ『どろろ』が遂に完結。

未完の原作に新解釈を加えアニメ版では『どろろ』を完結まで描きました。

なかなかいいラストだったんじゃないでしょうか。

 

殺し合う多宝丸と百鬼丸ですが、百鬼丸は多宝丸にトドメを刺しませんでした。

百鬼丸は人の道を選んだ。

 

そして百鬼丸が目を取り戻して最初に見たのが産みのおっかちゃんと育てのおっかちゃんの寿海だったのはグッときました。

寿海死ぬ必要なかった気もしましたが、因果の節目ってのはこういうものなのかもしれません。

 

そして醍醐の国は荒廃しきってしまいます。百鬼丸の体が取り返されるたびに災いが起こっていたわけですが、これって鬼神の自作自演なんじゃないかと思っていました。

なので鬼神全員倒したら平和が訪れる展開かと思いましたが、そんな甘くはなかったです。ちゃんと鬼神たちは約定通り醍醐の国を守っていたのか...

 

父・醍醐景光に会いに行ったシーンも素晴らしかったですね。復讐するのかと思いましたが、人の道に生きることへの決意を示した良いシーンでした。

体を取り戻すために血に汚れてしまった百鬼丸の手。これからは人として生きたんだろうなという終わりでしたね。

そして大人になったどろろが可愛かった!

2期にわたって放送された『どろろ』。見ていてよかったなと思える最終回でした。

 

『どろろ』見逃し配信情報と全話感想まとめ

原作手塚治虫ということで今期大注目の作品です。

未完の作品をどう作り上げるのかはクリエイターの腕の見せ所。

メッセージ性も強く訴えかける作品になると思うのでぜひ多くの方に見ていただきたい。

Amazon Prime Videoにて世界に配信されるということで世界的なムーブメントにならないかなと密かに期待しています。

アニメ『どろろ』...期待です!!

 

【反省会】『どろろ』はおもしろかったのか?

正直途中の中だるみ感は気になりました。2期に渡っての放送は長かったですね。

ですが今、最終話まで見て『どろろ』はトータルでおもしろかったと思います。満足感がありますね。

 

人の業、そして闇。

百鬼丸を生贄に捧げ、鬼神の力に頼った者たちは結果として全員葬り去られました。

もっと重厚な感じを期待していたんですが、重くなりすぎずを意識して作られていたと思います。どろろが上手く物語を中和していました。

ラストはなんとも言えないオチでハッピーエンドとは言えませんが、これこそが因果なのかなと。

手塚治虫作品にふさわしい後味でしたね。

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